彼は努力家で見習いたいと思う部分を持ち合わせている人でした。
その努力は必ず結果として表れるもの。
彼は自分に対して自信をつけていくのを側で感じていました。
私はそんな彼を誇りに思っていました。
自信がある人というのは心にも余裕が生まれるものなのか、
私の事に対しても「寛大な姿勢」で向き合ってくれていたと感じていました。
そんな彼ではありましたが、私に対してだけイライラするようなことが増えていったんです。
何故私に対してだけ苛立ってしまうのか。
私の言動の中に私を刺激する「何か」があるのかと内観することもありました。
しかし思い当たる節が無くて・・・。
「どうして私にイライラするの?嫌いになった?」
そうストレートに聞くしか方法が無かったように感じていました。
しばらく沈黙は流れ、私は「彼は私に対して恋愛感情を抱いていないのかもしれない」
と沈黙の中でそう思っていました。
しかし
「読めないから」と彼は言うんです。
どうやら、私の心を読み取る事が出来ないと感じていたようで
私に対してその思いをぶつけていたらしいのです。
彼に隠し事などは全くありませんでしたが、
「私の全てを分りたい」という彼の愛情が彼自身を苦しめていたのかもしれません。
それからは私は積極的に自分の事を話をすることを心がけるようになりました。




